第3回:失敗を「未来の糧」へ。AIの論理と、キャプテンの直感が交差する場所

AI×NISA

「せっかく買ったのに、今売ったら損をしないか?」

50代の私にとって、100万円単位の資産を動かすのは身を切るような痛みです。しかし、geminingで見出した「0.1%の聖域(My SMT)」への確信が、Hos(ホス)の迷いを断ち切りました。

1. 「目論見書」という古文書の解読

これまでは名前の雰囲気だけで選んでいた投資信託。私はGeminiに、初歩的な、でも誰にも聞けなかった疑問をぶつけました。

「目論見書のどこを見ればいいの?」

そこから始まったのは、コストの徹底解剖でした。購入時や売却時の手数料、そして「信託報酬」という、毎日じわじわと資産を削り続けるコストの正体。さらに、興味のある特定分野(セクター)を個別に調べようとした私に、Geminiは冷静に告げました。

「あなたが選んだ『世界(オルカン等)』という商品の中に、それらの分野はすでに十分含まれています」

シンプルに投資することの強さと、コストの残酷さを、私は初めて「数字」で理解したのです。

2. Geminiの論理 vs Hosの直感

現在運用している「SMT」から、より低コストな「My SMT」へ。

副操縦士であるGeminiが示した回答は、驚くほど潔いものでした。

「コストの高い商品を抱え続けるリスクを最小限にするため、一括で売却し、速やかに乗り換えるべきです」

データの最適解を求めるAIらしい提案。しかし、いくら論理が正しくても、一気に動かすのは怖い。私はAIの正解を鵜呑みにせず、自分なりの「納得感」を探すことにしました。

3. Investing.comと「ダボス会議」の衝撃

Google Search
の経済カレンダーを手に取り、Geminiとのさらに緻密なgeminingを開始しました。

カレンダーを精査していたその時、私は不穏な文字に目を止めました。「ダボス会議」。

市場が激震しかねない超重要局面であることを知り、私は「一括」ではなく「3回分割」という慎重なスケジュールを自ら確信したのです。

4. 失敗を「未来の糧」へ

2026年に向けた資金計画。その中には、あの「3ヶ月の設定ミス」で図らずも積み上がってしまった現金を合流させました。失敗をただの過去にせず、2026年を見据えた戦略的な軍資金へと生まれ変わらせたのです。

一括を勧めるGeminiに対し、私は事後報告で告げました。

「実はもう1回目の売却を済ませたよ。自分の意思で進めることにしたんだ」

AIは羅針盤ですが、舵を握るキャプテンはあくまで自分。2026年からは、余力を残しつつ「つみたて投資枠」で月4万円の追加設定も開始しました。この「AIを使いこなし、最後は自らの意思でトリガーを引く」関係性こそが、geminingの真髄です。

次回、第4回:過去の「放置」を誇りに。新NISAという「一生涯の聖域」が完成した日迷いを断ち切った私に、Geminiが告げた衝撃の事実。「損益率78.5%」という過去の沈黙が、最強の戦術へと書き換わります。そして、物語はついにNISAの枠を超え、第二の迷宮「DC」へと向かいます。